インターフェース工学 自然言語処理
自然言語処理:
1970~80’s
自然文によるインタフェースへの期待
英語の構造的に、先に英語圏で発展した
期待は大きいが実用化が難しかった。
意味の多義性
単語の境界の曖昧性
構文の曖昧性
現状:
場面を限定して利用が始まっている
カーナビ、宅配の自動応答、スマホ検索
・一度誤解が生じると回復が難しい
理想的な対話インタフェースを考える
技術的制約を除いて
どこまで有用なのか
対話システムとしてのドラえもん
その役割と利点・欠点について考察
問題解決システムとして
例):漠然とした問題を具体的な解へと導く
やり取りを通じて明確化
教育者システムとしてのドラえもん:
教育者として接するためには
”双方向のやり取り”
いつも伸びたのそばにいる
↓
伸びたの状況把握が容易
↓
文脈会話
問題抽出対話
伸びたを精神的に成長させるためのシステム:
道徳心を養う、セワシくんの理想の”伸びた”くんに成長させる
という思惑がある。
↓
誘導対話
倫理問題
体験を共有、共感してくれる
↓
共感対話
日本語訓練師としてのドラえもん
効率的に外国人労働者に対して日本語指導
↓
日本語を教える上での段階的対話(教示対話)
本来必要のない悪口、安心感を与える
↓
無目的対話
人間らしさに必要
介護ロボットとしてのドラえもん:
”何か手伝ってあげようか?”
↓
問いかけ=対話の起点
論点ずらしマシンとしてのドラえもん:
学校が嫌だ
↓
学校を爆破しよう
先生 .....
ドラえもんの機能と特徴
問題解決システムとしてのドラえもん
検索システムとしてのドラえもん
要求に応じて適切な道具を検索
↓
場合に応じてどこでもドアとタケコプターを使い分ける
情報推薦システム:
要求されたもの以外に新たな情報を提示する
エージェント側からの働きかけ
説明対話システム:
ユーザに対して、道具の説明を段階的に教示する
必要最低限の説明、状況に合わせた追加説明
自由対話システム:
無目的対話:これ自体は意味がある
信頼関係の構築
このためには意味のない会話が潤滑剤になる
”暑いねえ〜のび太くん”
ドラえもん:
利点:具体的な要求でなくても検索可能
状況やユーザレベルに合わせた説明対話
例示を伴う
欠点:検索過程のブラックボックス化
複数の代替案がある場合
情報の語弊
”だってのび太くんが聞かなかったから”